受験狂歌




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1   世の中に学歴ほどうるさきものは無し、東大といふて道も歩けず
日本の社会では学歴にこだわる人が多い。実力はあるものの学歴の無いために抑圧される世の中を嘆いた歌。
(世の中に蚊ほどうるさきものは無し、ぶんぶんといふて夜も眠れず)

2   前が書き横が思案し答案を、それを座りて写すは私
世はまさに受験戦争真っ只中。その受験戦争を制するために日々努力している人たちを横目に、受験当日、カンニングにより一流大学合格を射止めた自分を揶揄する歌。
注:カンニングは良くないことです
(織田がつき羽柴がこねし天下餅、それを座りて食らうは徳川)

3   泰平の眠りを覚ますE判定、たかが模試で夜も眠れず
そこそこの成績で、受験を甘く見ていたが、受けた模擬試験の結果がひどく、落胆している様子を詠った歌。
(泰平の眠りを覚ます上喜撰、たった四杯で夜も眠れず)

4   春によし模試の成績今はもう、見えるがごとくただ悲惨なり(浪人生)
春に受けた模擬試験では好成績を残していたが、現役生が伸びてくる秋口には、春の勢いはなく、ひどい成績になっていることを嘆いた歌。
(あおによし奈良の都に咲く花は、匂うがごとく今盛りなり)

5   春低し現役生の学力は、目見張るばかり今伸び盛り(現役生)
浪人生の歌に対する現役生の返歌。
春に低かった学力も秋口には飛躍的に伸びている様を詠った歌。
(あおによし奈良の都に咲く花は、匂うがごとく今盛りなり)
 

6   模擬試験次回こそはと思いつつ、時は流れて今はもう秋
毎回、毎回模擬試験の成績が返ってくるたびに、次回こそはと思っているがなかなか成績が上がることがなく秋になってしまったことを嘆いた歌。
 

7   冬過ぎて春来にけらし発表の、喜び一番今この瞬間
長きに渡り努力してきたことがようやく報われた瞬間を詠んだ歌。まさに喜びの瞬間が伝わってくる名歌である。
(春過ぎて夏来にけらし白たえの、衣ほしたり天の橋立)



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