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トルコをご訪問されたとお聞きしましたが、いつ行かれたのですか? |
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2004年のゴールデンウィークを利用して行ってきました。4月25日から5月4日までの10日間です。昨年はSARSやイラク戦争もあり、一昨年の年末年始以来、16ヶ月ぶりの海外旅行でした。
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ツアーですか?個人旅行ですか? |
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言葉の問題、休暇日数、トルコでの交通機関の発達などを考え、ツアーに参加することにしました。あと、年齢を重ねるとともにすべて自分で手配することが億劫になってきていることがありますね。
旅行会社は、(株)タビックスジャパンのカレントツアーで、「魅力の旅行代金、5ツ星ホテルに4泊、5つの世界遺産訪問、トルコ航空直行便で行く 【新・トルコ大周遊10日間】 」です。パッケージ料金は、一人16万9千円で、この金額がツアー選びの大きなポイントとなりました。
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10日間で、このツアー代金はかなり安いですね。 |
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しかも、ゴールデンウィークでこの金額ですから、かなり安い方だと思います。ですから、食事やホテル、ガイドなどは初めから期待はしていなかったです。
しかしながら、実際に行ってみると、ガイドはハンサムで優しいし、高級ツアーの代名詞であるユー○シア旅行社のツアーと一部同じホテルだったりと非常に満足しております。
利用ホテル(一例)→
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トルコになぜ行きたいと思われたのですか? |
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実は、トルコは十年ほど前に行ったことがあり、今回は2回目の訪問でした。前回は、ギリシャ、トルコ、エジプトの三ヵ国周遊の慌ただしい旅でしたので、イスタンブールだけの観光でした。今回は、カッパドキアやトロイの遺跡などトルコの他の観光地を訪問したかったからです。
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今回の旅の印象は如何でしたか? |
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楽しかったですね。ご一緒させて頂いた方々が良かったこともあり、快適に過ごせましたね。ホテルや食事が良かったのも快適な旅ができた理由だと思います。
肝心の観光ですが、古代から近世までの遺跡やパムッカレやカッパドキアに代表されるような自然景観も見るべきものが多く楽しめました。これだけ、豊かな観光資源を持つ国ですから、もっと注目を浴びても良い国ではないでしょうか?
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どのような方々が参加されていましたか? |
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私たちを含めて10人で、ツアーとしては少ない方ではないでしょうか。
トルコということもあり、海外旅行初心者はおらず、毎年海外旅行をしているという人が多く、今回はとりあえずトルコへ遊びに来たといった感じの人が多かったですね。あと驚いたのは、皆さん時間には正確で集合時間の10分前には集合しており、私たちは集合時間間際に行っており、いつも最後でしたね(笑)。
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トルコというと、文明の十字路とか、アジアとヨーロッパの架け橋などとイメージが先行していますが。 |
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では、少しトルコのお勉強をしましょうか。
正式名称は、「トルコ共和国」。面積は約81万ku(日本の2倍強)、人口は7000万人です。公用語はトルコ語であまり英語は通じません。宗教はイスラム教徒が99%を占めておりますが、国教は定めていません。通貨はトルコリラで1000000トルコリラ≒80円(2004年5月現在)。
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すごいインフレですね |
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空港で1万円両替したのですが、戻ってきたトルコのお金が125000000(一億二千五百万)ですから、急にお金持ちになった気持ちになりました。でもお買い物などをすると一つ一つの金額が高くてびっくり。なんとミネラルウォーターが一本200万ですから。
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トルコへは直通便で行かれたのですか |
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はい。成田からイスタンブールまで直行便が飛んでいます。一応、日本航空との共同運航便となっているのですが、機材、乗務員ともトルコ航空のもので、ほとんどトルコ航空の単独便といった感じですね。
機材はイマイチでしたが、アメニティのサービスは良かったです。
アメニティグッズ→
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トルコ国内はどこを観光されましたか |
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世界遺産でいうと、イスタンブール歴史地区、トロイの遺跡、パムッカレ、カッパドキア、ハットウシャの5箇所を回りました。それからアンカラからイスタンブールまでトルコが誇る寝台特急にも乗車しました。
アンカラエクスプレス→
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どこが一番良かったですか |
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今回訪れたところは、どこも良かったですが、特にカッパドキアとパムッカレが印象に残っています。
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カッパドキアというとキノコのような岩が有名なところですね |
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トルコ観光最大の観光地だけあって、よくパンフレットなどに写真が掲載されており、一度は見てみたいと思っておりました。とにかく想像を絶する自然の造形のすごさ,自然の奇跡そのものであり、一流のデザイナーが考えても、あのような景観を作ることができないでしょう。
初期キリスト教会の岩窟教会があるギョレメ峡谷や、地下都市を築いたカイマクル、キノコのような奇岩があるゼルベの谷など、私にとって興味深い場所でした。
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今も岩山の洞窟に住んでおられる人がいるようですね。 |
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そうなんですよ。今回のツアーでもガイドさんの取り計らいで、実際に住んでいる方のお宅を訪問することが出来ました。電気も水道も引かれていて、近代的な生活をしていたのは意外でした。なお、訪問したお宅は以前に「うるるん滞在記」で紹介されております。右の画像をクリックしてみてください。
この画像ををクリック→
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実際に地下都市の中に入れるのですか? |
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カイマクルという地下都市の遺跡に行ったのですが、地下5階まで見学出来るようになってます。中は、迷路に次ぐ迷路で、まるでインディージョーンズの世界でした。その発祥や歴史には謎が多く、核戦争の時に避難場所だったという説があるくらい不思議な空間です。
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パムッカレは如何でしたか |
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以前は、石灰棚が温泉で満たされており、観光客が内部に自由に入ることができましたが、景観保護のため現在はほとんどの部分が立ち入り禁止になっています。少し前のパンフレットなどで観光客が水着で温泉を満喫している姿を見ていると、制限される前に訪問したかったなと思います。しかしながら、白とブルーのコントラストが美しい石灰棚は十分に満喫できました。
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他の観光地は如何でしたか |
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トルコには、先の2カ所の他にも多くの見所があります。今回は、これ以外にイスタンブール、トロイ、ベルガモ、エフェソス、ハトゥシャシュなどを廻りました。
こちらのお話も聞きたいですか?
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是非、お願いします。では、トロイの話からお聞かせ頂けますか。 |
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行くまでは「どうせ観光用のトロイの木馬がおいてあるだけだろう」と思っておりました。実際にはトロイの歴史というか、懐の深さに驚きました。異なる時代の遺跡が幾層にも重なり合っている地層などを見ると、想像力がかき立てられますね。木馬は想像通りのショボサでした。チャナカレはトロイ遺跡だけですので、翌日はベルガモに向かいました。
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ベルガモというとアクロポリスが有名ですね。 |
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アクロポリスも良かったのですが、アスクレピオンの方が印象に残っています。アスクレピオンというのは、古代の総合医療センターで、病気の人を如何に治療するかを考え、音楽療法も試みられていたようです。病は気からと言いますからね。
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エフェス遺跡も有名ですね。 |
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トルコの旅では、古代遺跡も大きな楽しみのひとつです。このエフェス遺跡は、ベルガモ、ハットゥシャシュなどと並び、トルコで最も有名な遺跡のひとつです。比較的大きな遺跡で駆け足で廻っても2時間はかかります。中でも大劇場は現在でもコンサートに利用されている建築物で、2万4千人収容できたとのことです。他にも世界で一番古い広告と言われている娼館の広告もあります。
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ハットゥシャシュという地名は聞いたことがあるような気がしますが、何が有名なのでしょうか |
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世界史を勉強された方は、このハットゥシャシュという地名を聞かれたことがあると思います。鉄器の使用で有名なヒッタイト古王国の首都だったところです。大城壁の中には大神殿や王の門などの遺跡があり、少し離れた場所に当時の聖地となっていたヤズルカヤという露天神殿があります。
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ヒッタイトというと紀元前のお話ですよね |
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紀元前13世紀に反映した国家です。今から3000年以上も前の遺跡ですから、ほとんど跡形もないと思っておりましたが、意外と保存状態が良いので驚きました。石の文化というのは後世までその当時の痕跡が残るのが良いですね。日本の場合、木の文化ですから、せいぜい数百年レベルで跡形もなく無くなってしまいますから。
ヤズルカヤの12神の行進は、ハットゥシャシュ遺跡の中でも保存状態が良く、必見の遺跡です。
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イスタンブールも見所が多いところですよね |
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実はイスタンブールは2回目なんです。アヤソフィア、ブルーモスク、トプカプ宮殿などは前回見学しています。しかし、久しぶりに見学してみると覚えているところ、全く記憶に残っておらず、新鮮な発見があったりして楽しめました。
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イスタンブールでのお勧めスポットはありますか |
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イスタンブールでのお勧めは、ガラタ塔から景色です。アヤソフィアの大きさがブルーモスクやスレイマーニモスクなどと比較し際だって大きいことを実感できます。
あと、ボスポラス海峡からの眺めも良かったです。
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トルコ内の移動手段は飛行機ですか |
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高額ツアーは飛行機を利用するツアーもあるようですが、我々のツアーの移動手段は、バスでした。バスといってもベンツの高級バスを使用しており、長距離の移動でも疲れは少なかったです。アンカラからイスタンブールまでは寝台特急に乗車しました。
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トルコの鉄道というオリエントエクスプレスを思い浮かべますが。 |
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いやいや、我々が乗車したのは、そんな高級なものではなく、ふつうの寝台列車です。一応一等寝台だけあって、二人用の個室になっておりスペースも余裕がありました。洗面台もついており、列車の揺れを除けば快適な一晩を過ごせました。残念なのは、列車が定刻にイスタンブールに到着したため、あまり車窓からの風景が楽しめなかったことです。普段は一時間くらい遅れるようです。
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トルコの食事は如何だったでしょうか |
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トルコ料理は、中国料理、フランス料理と並び世界三大料理の一つです。トルコ料理の起源はトルコ料理がシルクロードに沿って発展したからだといわれています。肉料理が有名ですが、地域によっては魚介料理も楽しめます。今回のツアーでも地方地方の名物料理も含めて様々な料理を堪能することができました。どんな料理が出てきたかについては私のホームページで紹介しているのでそちらをご覧下さい。
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お土産は何か買われましたか |
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前回のメキシコ旅行では時間が無くて、旅の一品を買うことが出来なかったので、今回はリベンジではないですが、3つほど大きな買い物をしてしまいました。絨毯、革ジャン、トルコ石です。
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トルコの絨毯は有名ですよね |
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その一言に騙されました(笑)。絶対に買わないと思っていたのですが、お店の人のトークについつい乗せられていつの間にかカードを切っていました。また、私たちには手が届きませんでしたが、ヘレケの絨毯はいいですね。手元にある3億円の未収入金(注:宝くじのこと)が入ったら買いたいですね。
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ホームページの他にアルバムも作られているとお聞きしましたが |
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最近の旅行ではアルバムとホームページをセットで作っています。今回の旅行ではフィルムが30本(1080枚)、デジカメで820枚ほど写真を撮りました。これらの写真を整理してアルバムに貼っていく作業だけで2週間も掛かりましたが、自分なりに立派なアルバムが出来たと思っております。ご希望があれば一度お見せ致しますよ。
*この後、実際に見せて頂きました。
こうじくんの写真に対するこだわりや視点のユニークさが随所に見られ非常に見応えがあります。同じツアーに参加した人でも、このアルバムを見ると再発見があるのではないでしょうか。また、行程表や入場チケットなども整理され、写真一枚ごとにタイトルもつけてあり、随分凝ったアルバムになっていました。
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今日はいろいろとトルコの話をして頂きありがとうございました |
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私の話がトルコにこれから行きたいと思っている人の参考になれば、幸いです。どうもありがとうございました。
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