徒然88:ソリッド or リキッド


※結婚して間もない頃です。



BJが家に帰ると、ミセスBJの機嫌が非常に悪かったんです。


BJ「どうしたん?なんかあったんか?」




ミセスBJ「今晩、茶碗蒸作ろうと思って
初挑戦してんねんけどな・・・・」




BJ「それで?」




ミセスBJ曰く

3時間蒸してるねんけど



未だに
固まらへんねん。






BJ「は?3時間!?
んなアホな。



不思議に思い、BJは、蒸し器のフタを開け、中を覗こうとしたら。



ミセスBJが、私に向かって大きい声で言います。





「開けたらあかんって!」



「なんで?」



「中の熱気が逃げるやん。」



「3時間も蒸しても固まらへんねんやろ?どないなってるか見てみるわ。」



「もしかしたら、固まり始めてるかもしれんやん。」



「3時間もかかるわけないやん。」








そして、問答無用で蒸し器のフタを開けました。


蒸し器の中には、器がふたつ。


底に沈んだ海老やら椎茸やらが丸見えの出し汁が入った器が2個。



ほんまや、固まってない・・・・





でも、何か違和感を感じるぞ。この光景・・・・・。





なんなんだ?





この違和感・・・





ん?





やっぱり何かおかしいです













そこで、ハッと気が付きました。


なんで、茶碗蒸の器の中の具が目視できるんや??



普通、卵色に濁ってて、底に沈んでる具なんて見えへんはずやし。




でもそこにあるのは、はっきり言って




コンソメスープ色の透明な液体!



卵入ってないやん!?





卵が入ってなけりゃ

3時間だろうが、5時間だろうが蒸し続けても


こんな風に固まりません。




「おい!卵入れてないやん!!」





「へ?卵?」






「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」








卵の力なくしては、固まる事が出来ない事を知った


料理学校卒業のミセスBJ。


結婚してまだ間もない春のことであった。




<<>ミセスBJへのアフターケア<>
これでいて、ミセスBJは料理上手です。
結婚してからのBJの体重増がそのことを物語っていますから。


徒然87:「ご先祖さま」へ行く  徒然89:「腕を組んで歩こう。」へ行く