徒然49青春の偽




忘れもしない高校2年の時です。


悪友I君の誘いで男女4人


とあるお店に行くことになりました。


店の雰囲気からして、大人のムードが漂ってました。


BJは、このような洒落た店に足を踏み入れるのは生まれて初めて。


女の子の手前、ソワソワするのは恥ずかしいので



冷静を装うBJ。

周りの三人は手馴れた様子でカクテルをオーダーします。



−BJ心の叫び 開始−

おいおい。俊一(I君)よ。


さっさと注文するなよ。


俺は何をオーダーすればええんや?


カクテルに男性用女性用ってあるのか??


適当にカクテル頼んで


それがもし女性用で赤っ恥かくなんてことはないか?


俊一(I君)と同じカクテル頼んでもええのかな?


おい俊一。俺を見ろ。



俺のかもし出してる
不安そうな空気を読めよ!



俺は今、かなり不安定な精神状態やぞ。


それもこれも、お前がこんな洒落た店に連れて来るからやぞ。


ちゃんと監督責任を負えよ。


何ノンキに喋ってるねん。


俺怒るぞ。












すまん。


偉そうに言って(心で思って)しまった。


気分を悪くしたなら謝る。



だから俺を見てくれ。

助けてくれ。




お前のオーダーした「まてぃーに」ってやつ。


俺も同じのん頼んでもええか?



頼んだ瞬間に

「マネすんなよ!」

なんて子供じみた言葉発すんちゃうやろな。



















すまん。

また偉そうに言ってしまった。

でもお前の事や

「マネすんなよ!」って

言いそうやってんもん。



あ”−−。



こんな事なら、勉強しとくんやった。


あっそう言えば


今月号の「Hotdogプレス」にカクテル特集が載ってたぞ。


しっかり特集読んどくんやった。


しくじったな。


一生懸命読んだんは

「モテる男はココを見てる!

見逃すな。

オンナの子の、このしぐさ」



って特集だけやった。ちきしょー。






おいおい。


そろそろオーダー言わんとあかんな。


ウエイターも待ちくたびれかけてるぞ。


無ムム・・・・


ん!?


「そるてぃーどっぐ??」
salty dog??








しお







いぬ






??








は??


なんじゃこれ。。。


でも


直感的に感じるモノがあるぞ。


これで、ええわ!!!


−心の叫び 終了−





「ソルティードッグお願いします。」


オーダー完了!!!


ホッとしたのも、つかの間。


4人の会話を途切るように、ウエイターがカクテルを持って来た。


目の前に置かれる、「ソルティードッグ」








−心の叫び2 開始ー

おい!グラスの縁に塩付いてるぞ!!!


「どうやって、つけてん!」って

聞きたい。

聞きたい。

聞きたい。

聞きたい。





それも縁全体に

「どうやって、つけてん!」って




それともうひとつ聞きたい。








「どうやって飲むねん。これ!
どうやっても塩が口に付くやんけ!」



でも、そんな事聞いたら


どのようなカクテルか知りもしないでオーダーしたことが


バレるやん!!


マズいやん!!



女の子目の前にして格好悪いやん。


やばい!!人生最大級のピンチかもしれん。


そんな事、考えてるうちにウエイターも去ったぞ。


あーーあ。


「どないすんねん!この状況」


でも考えても仕方ない・・・・・・。


あっ!そうか!!給食の時間が過ぎても牛乳と「にらめっこ」していた
M田君は、牛乳の飲み方がわからずに、悩んでいたんだね。。。



俺は、一体何をアホな事を考えてるねん。。




飲むしかない・・・・・・。



塩ごと・・・・・。



塩ごと??




いいのか??




その瞬間、爆笑の渦にならないか?

爆笑?


爆笑してもらえるならいいが


ひかれるのはツラいぞ。





でも

そう言えば、聞いたことあるぞ。


酒飲みは塩をツマミに酒を飲むと。


でも、それっと日本酒の話じゃ・・・。


−心の叫び2 終了−





周りの反応を伺いつつ、そっと口に運んでみた。


別に、笑われることも無く、楽しい時間が過ぎていった。


会話の中で

「やっぱ、ソルティードッグが一番うまいわ。」


女の子「好きなん?ソルティードッグ」


うん。
いつもこれ頼むねん。


と軽く言い放った事を付け足しておきます。


これもまた、青い春の思い出。










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