徒然110どうしても言い出せなかった男



二ノ宮先生(仮名)お元気ですか?


先生に受け持っていただいた一年間。色んな思い出が出来ました。


その中でも、僕が人の道を踏み外しかけた時。


先生、真剣に怒ってくださいましたよね。


400字詰原稿用紙4枚以上の反省文書いて来い!!って


目を充血させながら放課後の教室でBJに怒鳴ってはりましたよね。



家に帰って反省文書きました。


最初の2枚目までは良かったんですよね。


でも、3枚目辺りから先生の
お気に召さない文章


所々に散りばめられてたんですよね?


そして二ノ宮先生、僕を職員室に呼び出して


反省文の反省文を書いて来い!って


さながらバカボンのパパのような意味不明な事を言いながら


週間少年ジャンプを
3冊重ねにして脳天直下しましたよね。


あの時、目の前をキラキラするのんが飛んでました。


あれってなんなんでしょうね。


掴もうと思っても掴めないんですよね。あれ。





まさに人体って不思議です。





そんなこんなで、先生の
寵愛を一身に受けてたBJ。



とある美術の授業で


カッターナイフで割り箸を尖らせて


墨汁をその先に付けて絵を書くってのありましたよね。


教壇で先生が注意事項の説明してはりました。


BJね。勝手なことにその注意事項の説明が終わる前に


カッターナイフで割り箸を尖らせ初めてました。


普通、鉛筆とかをナイフで削る時って


体の反対方向に押し出すように削りますよね。



























BJ何を思ったか、割り箸片手に、自分の体の方へ削ってました。


そんなことしたら指切りますよね。



案の定、
サクッと親指の付け根を切りました。




あっ!

結構な勢いで
が溢れ出します。


手のひらにどんどん溜まって行きます。


必死で血が机の上に落ちないように指と指の間をピタッと閉じる努力すんねんけど


無理なんやわ。


どないして
ポタッポタッって落ちてまうねん。




先生、注意事項の説明長すぎやっちゅうねん。




延々と続く、カッターの取り扱い注意。




先生、あなたは知らない。


既にそのカッターナイフで指をザックリと切ってる生徒が


この教室内に居るんですよ。


その事を先生に伝えたいのは山々なんやけど・・・・




先生とBJの関係って
びみょーじゃん?




今すぐ伝えたいんだけど、どうしても言えなかったんだよね。


また、すっげー怒られるの目に見えてるし。


なんでか、文面が標準語になっちゃってるし。


なんでやろね。




その時、隣の席の女の子がBJの流血に気付いて、
キャッって叫んだ。



二ノ宮先生「どうした?」



女子「BJ君、血ぃ出てます・・・・・」











「・・・・へへへへ♪切っちゃいました。俺の手のひら。
血の池地獄っす♪」




これが精一杯の言葉だったよ。先生。


「何でもっと早よ言わんねん!!アホ!!保健室行って来い!」


保健室到着。


保健の先生「こりゃ。縫わんと、くっつかんね。病院行こう。」


この後、近くの病院へ行くことになりました。


二ノ宮先生とBJ。


びみょーな関係


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