Modeling BGM
魅惑のソプラノボイス
Sylvia McNair/ベスト・オブ・シルヴィア・マクネアー
モーツァルトのハ短調ミサ曲で歌っていたのを聴いてファンになった。このディスクはオペラからの
抜粋などのクラシック曲の他にミュージカル曲も含まれており、両者の歌唱法の対比が興味深い。
森 麻季/PIE JESU - Sacred Arias
2007年7月に厚木文化会館でソロリサイタルを至近距離で観賞し、可憐で華麗なステージを
堪能した。このディスクはそのリサイタルの4日後から録音されたもので、
バッハのマタイ・ヨハネ受難曲のアリアなど、重なっている曲目も多い。
増田 いずみ/ヒール・マイ・ハート
きれいな声ではあるが、やや平板な印象か。バッハのG線上のアリアにオリジナル英語詩をつけたものなど
興味深い。
Farinelli(サウンドトラック)
昔、去勢した男性歌手がカストラートとしてソプラノパートを歌っていた。これはカストラートを題材とした映画「ファリネッリ」のサウンドトラックで、劇中の歌声はカウンターテナーの男声とソプラノの女声をミックスしていたそうだ。
岡本 知高/ソプラニスタ
驚いたことに、現代にも男性ソプラノ歌手がいた。豊かな肺活量を生かしたパワフルなソプラノボイスが
堪能できる。
Zard/Request Best 〜beautiful memory〜
2007年5月に逝去した坂井泉水は、おそらく「うまい」ヴォーカリストではなかっただろう。
もともとメディアへの露出が少なく、ヴァーチャルな存在であったが、訃報後の方が露出が増えてむしろリアルな
存在に思えてしまうのが皮肉なところ。キャリア晩年の、全てのものを包み込むかのような慈愛に満ちた歌声は、
かけがえのない魅力を持っている。マイベスト5は、「少女の頃に戻ったみたいに」「君とのふれあい」
「Don't you see!」「Love is gone」「今日も」。実は本コンテンツは訃報前に計画をしていたのだが、
こんなに遅くなってしまった。Rest in peace.
(Updated November 2009.)